こんにちは、形代堂オーナーの千代紙れいです。
今回はプライズの10cmぬいや無属性ぬいぐるみに履かせられる、本革で作るぬい靴の作り方を紹介します。
ぬい靴はぬいちゃんを自立させるのに一役買ってくれるので、気になる方はぜひ作ってみてください。
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型紙
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利用規約
形代堂の型紙は商用利用可能です。下記の規約をご確認の上、ご利用ください。
▼OK(クレジット表記不要)
○型紙をアレンジして作品を作る。
○作った作品を無償でプレゼント・交換する。
○制作した作品をSNSに掲載する。
▼条件付きでOK(クレジット表記必須)
以下の場合は、必ずクレジット表記をお願いします。
【記載例】型紙:形代堂 「本革ぬい靴の型紙」
○制作した作品をバザーやフリマサイト、ネットショップなどで販売する。
この型紙を用いて制作した作品の販売や、制作した作品の権利関係に関する制作者と第三者の間の紛争につきましては、形代堂及び千代紙れいは一切の責任を負いかねますので、予めご了承ください。
▼禁止事項
○型紙の全体が分かるような画像をSNSに公開する。
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○営利目的でこの型紙の複製物(またはこれに変更を加えたもの)を頒布すること。
○この型紙を使用したキット販売、営利目的のワークショップなどのイベントを開催すること。
○この型紙を用いて第三者に一部または全てを委託して制作した作品を販売すること。
○法人や組織による無断での商用利用。
○この型紙を用いて制作した作品の組織的な販売。
必要な道具

- カッターマット
- ゴム板
- レザー用はさみ
- 別たち(またはカッターナイフ)
- 木槌
- 紙やすり(耐水ペーパー240番)
- 目打
- 二本ヒシ目打ち 1.5mm巾
- クリップ 8個以上
- S字フック
- 穴あけポンチ 1.5~2mm
- ハトメ 1.5~2mm
- 穴開け棒
- 打ち台
- 縫い針(細)
- 縫い糸(ロウびき糸 0.6~1mm)
- 糸切りばさみ
- 木工用ボンド
- ジェルネイル トップコート
- ビニール手袋
- 磨き剤(トコノール)
- 磨き工具(ヘラ付きヘリ磨き)
あると便利な道具
- 帆布
- ヘリ落とし
- 指サック
- UVライト
必要な材料

- 本革(タンニンなめし 1mm)
ぬい靴(小)と10cmぬい靴は10×15cmあれば作れます。
15cm・20cmぬい靴は15×30cm位の革を用意してください。
印付け

まず、ダウンロードした型紙をプリントしたら、左端の原寸メモリで正しい縮尺で印刷されているか確認します。

型紙をはさみで切り取ったら革の上に置きます。目打ちで引っ掻くようにして傷をつけるように線を引き、けがいていきます。
ベロと側面、ソールそれぞれ各2枚ずつ印をつけていきます。
下穴を開ける

2本ヒシ目打ちで縫い穴を開けていきます。
まず、ゴム板の上に裁断したパーツを乗せます。型紙を乗せ、ヒシ目打ちを軽く押し当ててガイドを作ります。
この時、マスキングテープなどで型紙を固定するとずれにくいです。
そしてヒシ目打ちを垂直に当てて木槌で叩きます。ヒシ目打ちの先端が革の裏面から出てくるまで叩くのがポイントです。
裁断

革用はさみか別たちで裁断していきます。
この型紙には縫い代がついていないので、縫い穴を付ける辺の部分は型紙の線から5mm以上外側を裁ちます。


ベロと側面は図のような形に。ソールは型紙がすっぽり入るくらいの大きさの長方形に切り出します。片足にソールを2枚使うので、計4枚の長方形を裁断しておきます。
側面パーツのみ、型紙の線から2mm離した所まで縫い代に切り込みを入れておきます。オーナーはぬい靴(小)と10cmぬい靴は2ヶ所、15cm・20cmぬい靴は3ヶ所切り込みを入れています。
ハトメをつける

ポンチで靴紐を通す穴を開け、ハトメをつけます。
ぬい靴(小)と10cmぬい靴は内径1.5mmのポンチ、15cmと20cmぬい靴は内径2mmのポンチを使用することを推奨しています。
まずゴム板の上に革を乗せます。ポンチを革に対して垂直に当て、木槌で叩いて穴を開けます。
打ち台にハトメを置き、その上から穴を開けた革の裏面(トコ面)が上側になるよう置きます。
穴開け棒を差し込み木槌で叩き、出来上がりです。
コバを磨く


ベロと側面の赤線の部分を磨いていきます。

まず、荒目の紙やすりを革の断面(コバ)に当てて整えます。オーナーは240番を使いました。
次に中目の紙やすりでコバを滑らかにします。今回は400番を使用しました。


指でトコノールをコバに塗り込み、磨き工具の平らな面で磨きます。帆布を使用しても良いでしょう。
この時、銀面と呼ばれる革の表面に付かないようにしましょう。もしついてしまった場合は塗り広げないようにそっと拭き取ります。
どこまで磨くかはお好みで、あなた様が満足したところで終わりにしましょう。
縫製の準備

縫製の準備を始めます。
ベロと側面のパーツを5分以上水に浸けます。こうすることで革が柔らかくなり、成形しやすくなります。傷がつきやすくなるので、爪を立てたり針先で引っ掻いたりしないよう気をつけましょう。ソールは水に浸さず、乾いたまま縫い合わせます。

縫い糸を50~60cm位の長さに切ります。15cmぬい靴、20cmぬい靴は少し長めの60~70cmに切ります。縫い針を2本用意し、糸の両端を針穴に通します。
10cm程糸を通したら、糸端の中ほどのこよりを少しほどいて針を刺します。
同じ要領でもう一度針を刺し、糸をS字型にします。長く垂らした縫い糸側を引っ張り、S字型の輪が無くなるまで引きます。
糸の末端側も同様に針穴側へと引いて、最後に互いの糸をねじり合わせます。
同様の手順で糸の両端に針を取り付けたら準備完了です。
縫製
水に浸けておいたベロと側面パーツを取り出し、水気を拭き取ります。パーツが湿ってるうちでないと成形が出来ないため、スピーディーに縫製作業に入りましょう。

側面右端→ベロ左端→ソールの右側の丸印の順番に表面から針を刺します。糸の長さの中心に3つのパーツが来るようにします。

レザークラフトではこのイラストのように縫い進めていきます。表面(銀面)から針を刺し、裏面(トコ面)に回ってまた針を刺します。交互に縫い合わせていくイメージです。
では、早速縫い合わせていきます。
革を縫うときは布を縫う時よりも力が要るので、指サックをつけると軽い力で縫えます。

パーツの表面(銀面)から出ている針をベロと靴底パーツの次の縫い穴に通します。この時側面パーツを縫わないよう気をつけましょう。
裏面(トコ面)は先程糸を通した縫い穴に針を刺して縫います。
1針縫えたら2本の糸を軽く引っ張り引き締めます。

最初の縫い穴を1穴目として、ぬい靴(小)は10穴目、10cmぬい靴は14穴目、15cmぬい靴は16穴目、20cmぬい靴は22穴目まで縫い合わせ、ベロの最後の縫い穴の手前まで来たら、次の工程に進みます。

ベロの最後の針目の上に側面パーツをくるんとかぶせ、側面→ベロ→ソールの順に表面(銀面から)針を刺して縫い合わせます。
ここから先は、側面とソールのみ縫い合わせていきます。

ぐるりと縫い合わせ、1針目の縫い穴には表面(銀面)の針のみを通します。裏面(トコ面)で木工用ボンドを少量塗り込んでから片結びをして、5mm~1cm程縫い糸を残してカットします。
形を整える

S字フックでベロ部分の革をぷっくりと丸く整えていきます。

縫い目の外側の革が平らになるよう、ポンチのお尻などの平らなもので押し当てておきます。
靴底はパーツを貼るので、平らに整えておきます。
一晩置いて革を乾燥させます。
靴底を貼り合わせる

靴底を貼り合わせます。結び目を縫い目の内側に倒し、木工用ボンドをソールの裏面全体に塗ります。革の裏面同士を合わせるようにして貼り合わせ、クリップなどで固定します。
ボンドが完全に乾くまで一晩置いておきます。
靴底を整える

まず、別たちやカッターナイフで靴底の余分な革を切り落とします。
縫い穴や糸を切ってしまわないように、慎重に切り進めたら、お好みでへり落としやカッターナイフで上下の角を切り落とし、丸く形成します。

今回は茶色いぬい靴だけへり落としで丸くして、白いぬい靴は角ばった感じで仕上げていきたいと思います。

まずは240番の荒目の紙やすりでコバの凹凸(おうとつ)をやすってなめらかにします。
次に400番の中目の紙やすりでコバをさらになめらかに、つるつるにします。

最後に磨き剤を指で付け、磨き工具のヘラ付きヘリ磨きを使って磨きます。

曲面仕上げの茶色いぬい靴は磨き工具のヘリ磨きの方で、平面仕上げの白いぬい靴は磨き工具の平らな面で磨きます。
納得いくまで磨けたら、磨き剤を乾燥させます。
仕上げ

仕上げとして、最後に靴紐を結びます。
20~40cmくらいの長さに靴紐をカットし、お好みの通し方でハトメに紐を通し、リボン結びにします。最後にジェルネイルのトップコートでリボン結びの結び目をコーティングしたら、UVライトまたは太陽光で固めます。

この時レジンアレルギーにならないよう、手袋をするのを忘れないようにしましょう。

トップコートが完全硬化したら完成です!お疲れ様でした。
最後に

いかがでしたでしょうか?今回は、本革で作るぬい靴の作り方を解説しました。
ぬいちゃんを自立させたい人や、かわいいぬい靴が欲しい方はぜひ作って見てください!
